サルテリー
私が昔、KITから組み立てた楽器です。
サルテリー(psaltery;プサルテリー、プサルテリウム)は、箱に弦を張った単純な楽器で、良く似た楽器はギリシャ時代の頃にも使用されていたようです。
ヨーロッパではルネサンス以前に普及していたようですね。

この系統の楽器は構造が単純なだけに、世界各地に見られます。
イランのサントゥール、中国の洋琴(ヤンチン)、ハンガリーのツィンバロム等がその例です。
このサルテリーに鍵盤と弦をはじく構造を付けるとチェンバロの、鍵盤と弦を叩く構造を付ければピアノフォルテの出来上がりですね。
実際にはそんなに簡単にはいきませんけど。
このKITは大部分の素材はほぼ加工済みでしたが、表面板のローズは自分でデザインして彫りました。
中央部のローズはシターンやオーファリオンに見られるローズを参考にしています。
(恥ずかしくて大きな画像はお見せできません。)
表面板はスプルースなのですが、冬目と夏目で全く硬さが違うので、彫るのに気を使いましたね。
また、チューニング・ピンの穴はハンド・ドリルを使って開けたのですが、これが結構な重労働。
全部の穴を開け終わった頃には腕に力が入らなくなっていました。
外枠はイングリッシュ・シカモアに突き板貼り、底板はマホガニーです。
塗装はリンシード・オイル(亜麻仁油)を使用しました。
また弦はブラスですね。
このままでもそれなりに音が出ますが、テーブルの上に置いてはじいたりすると、非常に良く響きます。
楽器自作の入門用にちょうど良いかも知れません。
サルテリー(psaltery;プサルテリー、プサルテリウム)は、箱に弦を張った単純な楽器で、良く似た楽器はギリシャ時代の頃にも使用されていたようです。
ヨーロッパではルネサンス以前に普及していたようですね。

この系統の楽器は構造が単純なだけに、世界各地に見られます。
イランのサントゥール、中国の洋琴(ヤンチン)、ハンガリーのツィンバロム等がその例です。
このサルテリーに鍵盤と弦をはじく構造を付けるとチェンバロの、鍵盤と弦を叩く構造を付ければピアノフォルテの出来上がりですね。
実際にはそんなに簡単にはいきませんけど。

中央部のローズはシターンやオーファリオンに見られるローズを参考にしています。
(恥ずかしくて大きな画像はお見せできません。)
表面板はスプルースなのですが、冬目と夏目で全く硬さが違うので、彫るのに気を使いましたね。
また、チューニング・ピンの穴はハンド・ドリルを使って開けたのですが、これが結構な重労働。
全部の穴を開け終わった頃には腕に力が入らなくなっていました。
外枠はイングリッシュ・シカモアに突き板貼り、底板はマホガニーです。
塗装はリンシード・オイル(亜麻仁油)を使用しました。
また弦はブラスですね。
このままでもそれなりに音が出ますが、テーブルの上に置いてはじいたりすると、非常に良く響きます。
楽器自作の入門用にちょうど良いかも知れません。
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コメント
No title
No title
こんばんは。
太さは違うし、欠けて貼り付けた箇所はあるし、とてとても実物は見せられたものではありません。
まんじゅうやさんこそ、まんじゅうやをやめても電気やで食べていけそうですね。
太さは違うし、欠けて貼り付けた箇所はあるし、とてとても実物は見せられたものではありません。
まんじゅうやさんこそ、まんじゅうやをやめても電気やで食べていけそうですね。
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滅茶器用ですね、、、とても真似出来ません。