四大元素
思い出のレコード 第6回
四大元素
クリストファー・ホグウッド指揮 エンシェント室内管弦楽団
ロンドンレコード株式会社 1978年録音

曲目
バレエ音楽「四大元素」 ルベル作曲
カオス
ルールⅠ<地と水>
シャコンヌ<火>
さえずり<大気>
ナイチンゲール
ルールⅡ
タンブランⅠ&Ⅱ
シチリアーナ
ロンドー<愛の歌>
カプリス
バレエ音楽「四大元素」 デトゥーシュ作曲
序曲
メヌエットⅠ&Ⅱ
マーチ&メヌエットⅠ
時とそよ風の歌
パスピエ
エールⅠ<海の女神ネーレーイス達の歌>
エールⅡ
シャコンヌ
いきなり始まる不協和音。おどろおどろしい低音の響き。
そしてその中から湧き上がってくる軽やかな旋律・・・・・・。
私がそれまで持っていたバロック音楽の概念を打ち破るような一撃であった。
(フランスにはバロック音楽は無かったという議論はさておき)
そしてそれは、それまでの重々しく荘重なバロック音楽に対して、「新しいバロック音楽」の到来を告げる一撃であったのかも知れない。
四大元素
クリストファー・ホグウッド指揮 エンシェント室内管弦楽団
ロンドンレコード株式会社 1978年録音

曲目
バレエ音楽「四大元素」 ルベル作曲
カオス
ルールⅠ<地と水>
シャコンヌ<火>
さえずり<大気>
ナイチンゲール
ルールⅡ
タンブランⅠ&Ⅱ
シチリアーナ
ロンドー<愛の歌>
カプリス
バレエ音楽「四大元素」 デトゥーシュ作曲
序曲
メヌエットⅠ&Ⅱ
マーチ&メヌエットⅠ
時とそよ風の歌
パスピエ
エールⅠ<海の女神ネーレーイス達の歌>
エールⅡ
シャコンヌ
いきなり始まる不協和音。おどろおどろしい低音の響き。
そしてその中から湧き上がってくる軽やかな旋律・・・・・・。
私がそれまで持っていたバロック音楽の概念を打ち破るような一撃であった。
(フランスにはバロック音楽は無かったという議論はさておき)
そしてそれは、それまでの重々しく荘重なバロック音楽に対して、「新しいバロック音楽」の到来を告げる一撃であったのかも知れない。
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コメント
はじめまして
いらっしゃいませ
黒羊紳士様いらっしゃいませ。
このようなつまらぬBlogにおいで頂き、誠に恐縮でございます。
大したものはございませんがコーヒーでもど~ぞ。
. ζ
. ∧__∧ 旦
(´・ω・∩
⊂ 丿
⊂ ω /
し
ゲーベル&ムジカ・アンティクワ・ケルンの演奏は聴いたことがありませんが、ホグウッド版とはまた違った味わいなのでしょうね。
>恐らくこれほど大胆な表現をしたバロック時代の音楽家で、
ルベル以外ではドイツのビーバー(バッタリアの戦闘の描写)か、
イタリアのヴィヴァルディ(四季の嵐の描写)位ではないでしょうか。
<Wikiからの引用ですが
ジャン=フィリップ・ルベルの『四大元素』は、教会旋法の全ての音を楽器で全合奏するというトーンクラスターに極めて近い音響を冒頭で用いる。モードによるクラスターは現代の作曲家ではアルヴォ・ペルトやペトリス・ヴァスクスなどバルト三国の作曲家、また吉松隆、北爪道夫などが多用しているが、すでにバロック時代においてこのような試みがあったことは特筆に値する。
だそうです。
ps.「ざ」の方や「雑記帳」はときどき拝見させていただいております。
このようなつまらぬBlogにおいで頂き、誠に恐縮でございます。
大したものはございませんがコーヒーでもど~ぞ。
. ζ
. ∧__∧ 旦
(´・ω・∩
⊂ 丿
⊂ ω /
し
ゲーベル&ムジカ・アンティクワ・ケルンの演奏は聴いたことがありませんが、ホグウッド版とはまた違った味わいなのでしょうね。
>恐らくこれほど大胆な表現をしたバロック時代の音楽家で、
ルベル以外ではドイツのビーバー(バッタリアの戦闘の描写)か、
イタリアのヴィヴァルディ(四季の嵐の描写)位ではないでしょうか。
<Wikiからの引用ですが
ジャン=フィリップ・ルベルの『四大元素』は、教会旋法の全ての音を楽器で全合奏するというトーンクラスターに極めて近い音響を冒頭で用いる。モードによるクラスターは現代の作曲家ではアルヴォ・ペルトやペトリス・ヴァスクスなどバルト三国の作曲家、また吉松隆、北爪道夫などが多用しているが、すでにバロック時代においてこのような試みがあったことは特筆に値する。
だそうです。
ps.「ざ」の方や「雑記帳」はときどき拝見させていただいております。
再びお邪魔します・・・
こんばんは。
実はリュートの奇士さんの雑記帳は度々拝見させて頂いています。
風変わりなバス・リュートや、
リュート、アーリー・ギターに関する卓抜な記事は何時も見る度に唸って(呻いて?)しまい、
自分の記事もこれほど濃い内容で書ければいいな・・・、などと思っております(笑)。
>コーヒーでもど~ぞ
お言葉に甘えて頂きま~す。
ζ
旦 (*´ー`* )
>ルベル・・・
パラディアン・アンサンブルの編曲版も面白いですね(LINN)。
リコーダー、バロック・ヴァイオリン、バス・ド・ヴィオール、テオルボ&バロックギターの編成で演奏しているのですが、
冒頭のカオスから最後のカプリスまで原曲と何の遜色も無く表現しているのを目のあたりにした時は目から鱗が滝の様に落ちました。
愛好家が実際にこの曲を演奏する上でもヒントになるかも知れませんね。
(技術的な困難さは想像を絶するかも知れませんが・・・。)
>クラスター・・・
バロック時代のクラスターを使った作品だと、フランスのコレットのクラブサン曲もありますね。
(「海戦の勝利」の戦闘の描写。)
実はリュートの奇士さんの雑記帳は度々拝見させて頂いています。
風変わりなバス・リュートや、
リュート、アーリー・ギターに関する卓抜な記事は何時も見る度に唸って(呻いて?)しまい、
自分の記事もこれほど濃い内容で書ければいいな・・・、などと思っております(笑)。
>コーヒーでもど~ぞ
お言葉に甘えて頂きま~す。
ζ
旦 (*´ー`* )
>ルベル・・・
パラディアン・アンサンブルの編曲版も面白いですね(LINN)。
リコーダー、バロック・ヴァイオリン、バス・ド・ヴィオール、テオルボ&バロックギターの編成で演奏しているのですが、
冒頭のカオスから最後のカプリスまで原曲と何の遜色も無く表現しているのを目のあたりにした時は目から鱗が滝の様に落ちました。
愛好家が実際にこの曲を演奏する上でもヒントになるかも知れませんね。
(技術的な困難さは想像を絶するかも知れませんが・・・。)
>クラスター・・・
バロック時代のクラスターを使った作品だと、フランスのコレットのクラブサン曲もありますね。
(「海戦の勝利」の戦闘の描写。)
>実はリュートの奇士さんの雑記帳は度々拝見させて頂いています。
風変わりなバス・リュートや、
リュート、アーリー・ギターに関する卓抜な記事は何時も見る度に唸って(呻いて?)しまい、
自分の記事もこれほど濃い内容で書ければいいな・・・、などと思っております(笑)。
<いえいえ、お恥ずかしいかぎりで。
黒羊紳士さんの雑記帳こそ、あまりにも内容が濃くて、わたくしごときには突っ込みどころがございません。
風変わりなバス・リュートや、
リュート、アーリー・ギターに関する卓抜な記事は何時も見る度に唸って(呻いて?)しまい、
自分の記事もこれほど濃い内容で書ければいいな・・・、などと思っております(笑)。
<いえいえ、お恥ずかしいかぎりで。
黒羊紳士さんの雑記帳こそ、あまりにも内容が濃くて、わたくしごときには突っ込みどころがございません。
コメントの投稿
今から10年近く前だったと思いますが、
ルベルの四大元素は
ゲーベル&ムジカ・アンティクワ・ケルンで聴きました。
冒頭のカオスの前衛音楽のような響きは今でも忘れられません。
恐らくこれほど大胆な表現をしたバロック時代の音楽家で、
ルベル以外ではドイツのビーバー(バッタリアの戦闘の描写)か、
イタリアのヴィヴァルディ(四季の嵐の描写)位ではないでしょうか。