Sabionari
前回の楽器記事はお安い(でも無いか・・・)初期ギター属でしたが、今回はいったいいくらぐらいになるのか見当のつかないギターのお話。
皆様ご存知と思いますが、現在ストラディバリ作と言われるギターが少なくとも5台残されています。
中でも有名なのは
イギリスの Ashmolean Museum の "Hill"
アメリカの National Music Museum の "Rawlins"
ですね。
その他にフランスの Musée de la Musique の "Vuillaume"
イタリアの個人所有になる "Giustiniani" と "Sabionari"
があります。
このうちストラディヴァリのギターとしてよくコピーされるのは Hill と Rawlins ですが、今回の記事の主役はそのどちらでもなく Sabionari。
この楽器は個人所有のもので、19世紀に6単弦に改造されていました。

相当傷んできていたので修理を行うことになったのですが、所有者の意向として
・可能な限り元の姿に復元する
・演奏可能な楽器にする
ということになりました。
修理には、この世界では有名な Daniel Sinier と Françoise de Ridder があたりました。
修理はともかく、元の姿に復元というのは絵画や写真、設計図などがあるわけでは無いので、同時代の他のバロック・ギター、とりわけ他のストラディバリ作のギターを参考に行ったようです。
そして昨年修理完了。

見事に生まれ変わりました。
所有者の意向通り早速この楽器を使ったイベントも行われ、動画も公開されています。
一度で良いから弾いてみたいですね。
修復記事
http://sinierderidder.free.fr/restaurations/stradivari_eng.html
Sabionariのホームページ
http://www.sabionari.com/Home.html
皆様ご存知と思いますが、現在ストラディバリ作と言われるギターが少なくとも5台残されています。
中でも有名なのは
イギリスの Ashmolean Museum の "Hill"
アメリカの National Music Museum の "Rawlins"
ですね。
その他にフランスの Musée de la Musique の "Vuillaume"
イタリアの個人所有になる "Giustiniani" と "Sabionari"
があります。
このうちストラディヴァリのギターとしてよくコピーされるのは Hill と Rawlins ですが、今回の記事の主役はそのどちらでもなく Sabionari。
この楽器は個人所有のもので、19世紀に6単弦に改造されていました。

相当傷んできていたので修理を行うことになったのですが、所有者の意向として
・可能な限り元の姿に復元する
・演奏可能な楽器にする
ということになりました。
修理には、この世界では有名な Daniel Sinier と Françoise de Ridder があたりました。
修理はともかく、元の姿に復元というのは絵画や写真、設計図などがあるわけでは無いので、同時代の他のバロック・ギター、とりわけ他のストラディバリ作のギターを参考に行ったようです。
そして昨年修理完了。

見事に生まれ変わりました。
所有者の意向通り早速この楽器を使ったイベントも行われ、動画も公開されています。
一度で良いから弾いてみたいですね。
修復記事
http://sinierderidder.free.fr/restaurations/stradivari_eng.html
Sabionariのホームページ
http://www.sabionari.com/Home.html
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- 10弦ギター (2012/03/18)
- Sabionari (2012/03/14)
- ヴェトナム製 (2012/03/10)
コメント
No title
No title
michaelさん、こんばんは。
今回のポイントは「演奏可能な状態に復元」でしょうね。
復元しても演奏できないのでは価値が半減です。
やはり楽器は「弾かれてなんぼ」のものだと思います。
>バロックギターは手を出さない
<щ(゚д゚щ)カモーン
今回のポイントは「演奏可能な状態に復元」でしょうね。
復元しても演奏できないのでは価値が半減です。
やはり楽器は「弾かれてなんぼ」のものだと思います。
>バロックギターは手を出さない
<щ(゚д゚щ)カモーン
コメントの投稿
バロックギターは手を出さないと決めただけに・・聴くのが苦痛です^^;;